嫌われるイクメン!理解されないパパの育児参加
「イクメン」という言葉を聞いて皆さんはどんな印象を持ちますか?
少し前から言われ始めた育児を積極的に行うパパ「イクメン」ですが
最近世間ではイクメンが嫌いという声が増えているのだとか!
なぜイクメンは嫌われるのか?
そして最近問題視されているパタニティハラスメントについても書いていきます。
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*なぜイクメンは嫌われるのか?
元々いいパパというイメージが強かったイクメンですが
なぜ嫌われいるのでしょうか?
・そもそもイクメンという言葉に違和感
実は私もイクメンという言葉はあまり好きではありません。
だって女性が子育てするのは当たり前ということなのか女性に対してのそんな言葉はないですよね?
なのになぜ男性が子育てを積極的に行うということで「イクメン」ともてはやされるのか。
親なんだからママもパパも子育てするのは当たり前じゃないですか?
ちょっと手伝ったくらいで「いいパパだねー!!」と言われるのはなんか納得がいかないのです。。
…ちょっとただの愚痴になってしまいました。すみません。。でも世間のママたちも同じ気持ちな方が多いようで、普段から毎日家事や育児に頑張っているママたちからは不評のようです。
・外面だけイクメンが多い
なぜか保育園のイベントの時やパパやママの実家に帰った時、友人と会う時だけイクメンアピールをするパパ…いませんか?
オムツ替えを手伝ったり、子どもとちょっと遊んだ時のことをやたらとSNSに投稿したり…
でも実は家では普段そんなにやらないというパパ…結構多いようです。
そんな外面だけイクメンが多いこともママたちからは
本当はたいしてやってないくせにイクメンアピールばっかりしてうざい。
と嫌われている原因の1つです。
・職場での理解が得られない
本当に子育てを頑張っているパパもたくさんいます。
でもそんなパパたちは家庭は円満でも職場では嫌われてしまう…ということがあります。
例えば、子どもの体調が悪くなり、ママがどうしても仕事を抜けられないという時にパパが仕事を早退するという場合。職場では「奥さんもいるのになんで帰る必要がある?もっと仕事に責任を持て」と言われてしまったり。。
会社の同僚や上司から飲みに誘われたけど、子どもが誕生日だからと断ると「あいつ付き合い悪いな」と言われたり。
実際にうちのパパも娘の保育園最後の運動会の日に仕事が入りそうになり断ると「それはさ、仕事なんだからさ。そういうの理由に休むのは…」と嫌味を言われたそうです。
残念なことに職場での子育てを頑張るパパはママ以上に理解を得られない場合が多いようですね…。
また、こんな職場での理解が進まないことで
最近パタニティハラスメントという問題も出てきています。
*パタニティハラスメントとは?
子育てのために休暇や時短勤務を申し出る男性に対する嫌がらせのことで、パタハラと略されることもあります。
厚生労働省の発表では2014年度の男性の育児休暇取得率はたったの2.30%だそうで、原因と言われているのが、休暇や時短を申し出ることにより出世が遠のいてしまうのではないかという懸念や、上司からの評価や会社内の暗黙のルールを気にしてしまっているというところ、そしてパタニティハラスメントの影響と言われています。
会社の上司となる年代の人は「男は外で働き、女は家を守る」という古い考え方の方が多いようで、そういった考え方が育児参加を目指す男性の妨げとなっており、まだまだ社会での理解が得られにくい原因のようです。
・パタハラを改善していくには
パタハラを改善していくには、自分ひとりの力ではどうにもならないことが多いです。
いくら上司に掛け合っても取り合ってもらえない…ということも多いと思われますので
人事部に相談することや、必要に応じて労働組合に相談してみることも大切です。
また、普段から周囲のサポートを得やすいように信頼関係をきちんと構築して、助けてもらった時には感謝を伝えることも職場での理解につながる第一歩になるはずです!
*まとめ
ママにとって本当は助かるはずの男性の育児参加ですが、イクメンという言葉はあまりいいイメージとはなっていないようですね。。
更に職場ではパタハラまでされて…本当に頑張って育児に参加しようとしている男性にとってはつらいことが多いのかもしれません。
核家族化が進む現代、周りのサポートが受けにくい状況になっている家庭が多いはずです。
もっと社会で「子育ては男性も女性も助け合って平等に行うべき」という考えが広まり、パパもママも協力して子育てができる環境が整っていくといいですね。