繰り返すカンジダ。カンジダは治らないまま出産しても大丈夫?【体験談】
妊娠中に発症リスクが高くなると言われているカンジダ膣炎。
実際に私自身も2人目妊娠中に初めて発症しました。
カンジダは一度かかってしまうと繰り返しやすいと言われています。
妊娠中にカンジダになると赤ちゃんに影響がないのかなど色々と心配になりますよね。
今回は出産直前にカンジダ膣炎に感染してしまった私の体験を元にカンジダについて書いていきます。
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*妊婦さんがカンジダになりやすい理由
まず、妊婦さんがカンジダになりやすい理由としては
通常は酸性に保たれている膣内がホルモンバランスの変化でアルカリ性になりやすいからだそうです。
そして免疫力の低下もカンジダになりやすいと言われているので
妊娠中のママの身体はかなりカンジダを発症しやすい状態ということですね。
私も2人目妊娠中にカンジダを発症したのですが
その時のきっかけは抗生物質でした。
妊娠中にかなり身体の弱くなっていた私は
インフルエンザから副鼻腔炎になり
さらにその後扁桃炎にもかかるという負の連鎖で…
次から次に体調を崩していました。
その治療に使われたのが抗生物質でした。
抗生物質は菌を殺す働きがあるため
膣内の善玉菌まで殺してしまいカンジダを発症しやすいのです。
初めて発症したのが妊娠中期頃。
そこからちょっと何か体調を崩して抗生物質を飲むたびに
カンジダを再発するようになってしまいました。
(ちなみに出産を終えて数年経った今でもたまに再発します)
*妊娠中のカンジダの治療
妊娠中にカンジダを発症した場合、通常通り膣洗浄と膣錠と軟膏の投薬で治療されます。
薬の赤ちゃんへの影響も特にないそうなので
安心して指示通りに膣錠や軟膏を使用しましょう!
私はいつも通っていた産科で膣錠を入れてもらい、
その後1週間程度軟膏を塗り続けていたらだいたい治っていました。
ちなみにカンジダは初めて発症した時はなかなかカンジダだと気付かず、
しばらく市販のフェミニーナ軟膏を塗っていたのですが
調べてみたらカンジダの時はフェミニーナ軟膏は悪化させてしまうらしく使用してはいけないそうです!
そのせいか初めて診てもらった時は
「かなりかぶれがひどい状態」と言われてしまいました…
(実際かなり我慢してました…)
受診には少し抵抗があるかもしれませんが
かゆみやかぶれなどからの痛みなどがあった場合はなるべく早く婦人科か妊娠中の場合は産院の医師に相談しましょうね!
*出産前にカンジダを発症してしまったら?
一番気になるのが
出産前にカンジダを発症してしまった場合、赤ちゃんへの影響ですよね。
私は出産前にカンジダを再発してしまい、
カンジダが治っているか産院でチェックをする予定だった日になんと陣痛がきてしまいました。
陣痛の合間に助産師さんに
「カンジダがまだ治療中なんですが大丈夫ですかね…?」
と聞いてみたら
「まれに赤ちゃんに産道感染する場合があるから感染予防の点滴をしますね」
と説明をされました。
カンジダ菌が赤ちゃんに感染をした場合は
口の中にカンジダ菌が感染する鵞口瘡(がこうそう)という症状が出る場合があるとのことでした。
「赤ちゃんに感染とかしてほしくない!」
と思いましたが
もうその時点では点滴を打つことしか対処法がなく
自分自身も陣痛で実際のところそれどころではなかったので
そのまま出産となりました。
出産後しばらくしてから担当の産科医から
「出産前カンジダだったけど赤ちゃんへの感染もなかったですよ」
と説明がありました。
ちなみに産後は自分のカンジダもいつの間にか治っていました。
ママがカンジダの場合、赤ちゃんに感染してしまう確率はそんなに高くないそうですし
しっかりとカンジダであることを助産師さんなどに伝え、
出産中に点滴をしてもらうなど対処してもらえばほとんど問題はなさそうです。
ちなみに
「赤ちゃんのカンジダ感染は致命的ではない。ただし、1,500グラム未満の早産未熟児では感染症に対する抵抗力がないためカンジダによる重篤な全身感染症になることがある。」
参考:『性感染症治療ガイドライン』(日本性感染症学会)
ということもあるそうなのでその場合はしっかりと産院の医師と相談をして下さいね。
とはいえ通常は赤ちゃんに感染してしまっても
しっかり薬を塗るなど治療を行えばすぐに治るものなのでそこまで心配する必要もなさそうです。
*まとめ
妊娠中は免疫力の低下など様々な理由などによって
ママの体調も崩しがちですよね。
そんな時にかかりやすいカンジダですが
そんなに恐いものではなく、発症する女性は比較的多いと言われています。
妊娠中や出産前の発症の場合は心配になることが多いと思いますが
慌てずに産院に相談すれば大丈夫ですよ(^^)